20分

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ピンクのWink

何気にYouTubeを見ているとピンク・レディーの動画にたどり着いた。

 

www.youtube.com

 

彼女たちの活動期間はぼくの小学生時代とほぼ重なる。
その人気はすごいものだった。
それもどちらかというと女の子に。
もしかすると中高生くらいになると男の子の人気があったのかもしれないけど。
どのくらい人気があったかというと、同級生でちょっとませた感じの女の子たちが、新曲が出ると必ず振り付けの完コピを目指すくらいだった。

30年以上が経って、すっかりいいおっさんになって、改めてピンク・レディーを見てみるとけっこう衝撃的。
振り付けのスピード感が異常。
なんだろう、歌の振り付けというより、体操?
振りそのものはそれほど大きくはないけど、細かい動きをいろいろと休みもなく繰り出してくる。

カッコイイかと言われるとそれほどかっこよくない。
可愛いかと言われるとほとんど可愛くない。
セクシーかと言われると、衣装は露出が多くいけど、踊りそのものからは全くセクシーさを感じない。
あの頃みんなこんなの真似してたのか……うーん。

小さい女の子に人気のあるアイドルグルーブってよくあるし、その振り付けを真似るのもよくあること。
モーニング娘。全盛のころもみんなこぞって踊ってたし。
でもモー娘。はわかる。
ダンスのフリも可愛かったりかっこよかったりするから。

けれどピンク・レディーは違う。
スピード感や勢いが振り付けやダンスのレベルじゃない。
そして勢いそのままで歌っいるときも間奏でも、何と戦っているのか分からないが
ひたすら動き続けている。

ぼくの小学生時代、1970年代後半。
そういう時代だったのかといえばそんな気もするけど分からない。
他の歌手やアイドルには全くそんな香りはなかったから。
ただピンク・レディーだけが時代ともアイドル界の流れとも無関係にひたすら踊り続けていただけなのかもしれない。

YouTubeにはおすすめ動画機能があって、見ている動画と関連のあるものをリコメンドしてくれる。
ピンク・レディーを何本か見ているとおすすめされたのがWinkだった。

 

www.youtube.com

 

こちらの活動期間はぼくの20代後半。
懐かしくなって見てみると、こっちはまたビックリするくらい動かない。

いや振り付けはあるけれどもそれほど動かない。
ピンク・レディーは全身で踊っていたけど、Winkはほぼ上半身しか動かない。
ダンスという言葉が全く当てはまらない。歌の振り付け。

ゼンマイ仕掛けのゴスロリ人形みたいでものすごくカワイイけど、どこか見ていて不安な気持ちにさせる。
まあ、そこが狙いだったんだろうけど。

2つの売れに売れたアイドルグルーブの活動時期はほぼ15年違っている。
15年といえば確かに長いけど、それでもこんなに違ったものが同じくらいに一大ブームを巻き起こすことにちょっとビックリした。
エンタメって面白い。
(22分13秒 1222字)

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